季刊 Darjeeling Days

至極個人的な趣味雑誌編集記録

WEBでの雑誌のあり方

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雑誌を作るという場合、紙か電子媒体かという基本的な選択肢があるのですが、さらに電子媒体にしようとした場合でも、さらにその先いくつかの選択肢があります。

 

1.Kinddleのように販売目的のサイトで電子媒体を販売する

  まさに、上記のAmazonのサイトで売られているKinddle版の『ソトコト』などはそれにあたります。Kinddleなどのタブレットで手軽に読めるという意味、さらに販売しやすいという意味では、このやり方は今後のデフォルトになるのでしょう。iPadの書籍購読アプリ(i文庫HDやiBooksなど)でも、読める形式で販売されるものも多く見受けられます。

 

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2.Webサイトで直接雑誌形式のものを見せる

これは雑誌の紙媒体を意識しつつも、ウエブで見るという意味では、Webマガジンの一種と言えるかもしれません。ただし、今主流のWeb雑誌と違うのは、雑誌という形を意識していること。雑誌がページの中にデザインされ、それをめくっていくという形式をウエブの中で行うというやり方です。

 

上の「Web Photo Magazine kokoro 」の場合は、ページがJPGで作られていて、それをめくっていくやり方で閲覧させています。併せてページごとのPDFをダウンロードできるようにしているのですが、まとめてダウンロードできないのがやや難点のような気がします。

 

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3.最近主流のWEBマガジン

これは、ウエブで雑誌風の記事を展開するやり方で、簡単に言ってしまえば、WEBの上で雑誌の特集などを展開してしまうやり方です。時間と人と労力を惜しまなければ、結構いろいろと工夫できて面白いのかもしれませんが、これはなかなか一人でやるのは難しいです。

 

多分、ほぼ日刊イトイ新聞みたいなやりかただったら可能かもしれませんが、写真をメインに展開するのだと、なかなかこの形態も難しく、ギャラリーサイトと何が違うんだという形になってしまうような気がします。 

 

 

そんな風にいろいろと考えていくと、やっぱりPDFをダウンロードできるようなページをWEBサイト上に作って奥というのが、一番まっとうなやり方なのかもしれないなあと思ったりします。PDFであればiPadなどのタブレットにダウンロードすれば、閲覧用アプリで、まさに雑誌のようにめくって読むこともできるので、雑誌としての臨場感もあるし、やっぱり雑誌は雑誌風の形態をしているのが、古い人間としてはいい感じかな合って思う次第です。